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  ラオスのお正月(ピーマイラオ Pi Mai Lao)

INJラオス語受講生の皆さんは先生と一緒にピーマイラオ(ラオス正月)祝賀会に参加しました。国際的な新年は1月1日で、日本でも元旦は家族そろってお祝いします。しかし、ラオス人にとって本当の新年は、毎年、日にちが変わります。「水かけ祭」としても知られるラオス正月は「ピーマイラオ」もしくは「ソンカーン」と呼ばれ、ラオスで最も暑い季節、4月中旬に行われます。ラオスの人々にとってラオス正月は1年で最も楽しい時期で、ラオス全土で盛大に新年の祝賀行事が行われます。 東京でも、毎年、在日ラオス人民民主共和国大使館でラオス新年祝賀会が開催されます。

在日ラオス人民民主共和国大使館の外観です。

六本木駅から徒歩5分、六本木ヒルズから徒歩1分の場所にあります。

東京都港区西麻布3-3-22
TEL:03-5411-2291
「サバイディー!(こんにちは!)」

ラオス人の女性は、色とりどりの民族衣装に身を包んでお客様を出迎えてくれます。

民族衣装「シン」のモチーフは、各地方によって異なります。素材はシルクですが、ラオスの人たちは家庭で洗濯しているとのこと。シャンプーで洗うと布地が傷まないそうです。
ラオス正月の祝賀会は「タクバーツ(托鉢)」の儀式から始まり、その後、「バーシー」の儀式が行われました。「バーシー」とは、親族、友人、近所の人々などが集まり、幸福と繁栄を祈願する儀式です。会場の中央に「パー・クワン」と呼ばれる飾り付けが置かれました(写真)。円錐形の本体に花や竹ひごに結び付けられた木綿の糸などが飾られ、その周りには、お供え物のゆで卵、果物、もち米、ラオスのお酒などが並びます。

「パー・クアン」の「クアン」は「魂」という意味です。ラオス人は、クアンが体内にある時には、人々は幸せに暮らすことができるが、クアンが体内から出てしまうと、不幸が起きると信じています。そのため、クアンを体内に入れるためにバーシーの儀式を行います。
参列者は「パー・クアン」の周りに座って、「パー・クアン」から出ている木綿の糸を手にします。僧侶が参列者の幸福と繁栄を願う読経を唱え、参列者はその間、合掌をしながら読経を聞きます。右端のオレンジ色の服を着ているのが僧侶です。
読経が終わると、「パー・クアン」に飾られていた20cmほどの木綿の糸を取り外し、お互いの健康と繁栄を願って、参加者同士でお互いの左右の手首に糸を結び合ったり、僧侶に結んでもらったりします。僧侶に、手首に糸を結びつけてもらっている間、参列者は、顔の前で、手の平を立ててお祈りしながら待ちます。
僧侶に糸を結んでもらうために、来客は長い列を作って待っていましたが、来客は後を絶たず、僧侶の食事の時間になりました。幸運にも、僧侶が食事のために会場から退出する直前に、受講生も手首に糸を結んでもらうことができました。
「ファイプークケーン」と呼ばれる糸を何本も結んでもらった状態です。色は、白、黄色、赤などいろいろあります。

結び付けられた糸には、それを結びつけて人の祈りが込められているので、少なくとも3日間ははずしてはいけないとされています。なかには、自然に切れるまではずしてはいけないという人もいます。
仏像への水掛け儀式です。といに水を流して仏像にかけたり、直接、仏像の頭や肩に水をかけます。ラオスでは、新年に寺院に安置されている仏像を洗い清める習慣がありますが、これは、旧年中の悪い出来事を洗い流す意味があります。

現地では、参加する人同士が水をかけ合って正月をお祝いしますが、ここ日本では気候もそれほど暑くないため、参加者同士の水かけは省略されました。
会場はお正月をお祝いする飾り付けが施され、テーブルの上にはラオスの代表的な料理が並べられています。ご飯のほかに、麺、もち米なども用意されています。会場は、ラオス人やラオスの関係者で満員です。
儀式の後は、在京ラオス大使による新年の挨拶、来賓の挨拶があり、乾杯の後に、ラオス料理を囲んだ食事会になります。
 これはラオスのそうめんで、「カオプン」と言います。お椀にそうめんを入れ、野菜を載せて汁をかけて食べます。
「そうめん(カオプン)」に載せる具は「ニャン・カオプン」と言います。本日の具は、きゃべつとにんじんの千切り、生のもやしでした。
「そうめん(カオプン)」3点セットです。お椀の中に写真中央の「そうめん(カオプン)」を入れ、写真左の生野菜を載せてから、写真右の「汁(ナーム・カオプン)」をかけて食べます。ナーム・カオプンの色は真っ赤で、一見辛そうに見えますが、激辛ではありません。香辛料がピリッと利いていますが、マイルドなココナツミルク味です。
細かく切った牛肉を香辛料とミントなどのハーブで合えた「ラープ」と呼ばれるラオスの代表料理です。ラオスでは、生肉を使うこともあります。
「スップノーマイ」と呼ばれる竹の子の煮込みです。竹の子を細切にして、「ヤーナーン」という野菜の葉の汁を絞って入れるので、緑色をしています。
これは蒸した鶏肉で「オープカイ」と言います。
「サイコーク」と呼ばれるソーセージもラオスを代表する料理の1つです。いろいろな香辛料を混ぜたスパイシーなソーセージはビールのおつまみにもピッタリです。
干した牛肉を油で揚げた「シーンヘーン」です。ラオスは国の周りをベトナム、中国、ミャンマー、タイ、カンボジアに囲まれているので、海がありません。ですから、ラオスのメイン料理は、肉もしくは川魚になります。
「パーヘーン」と呼ばれる干魚のから揚げ。ビールのおつまみやご飯にも合います。ラオスには、川魚を使ったから揚げ、蒸し魚、スープなどの料理もたくさんあります。
お土産にも最適なルアンパバーン名物の「カイペーン」と呼ばれる川海苔。現地では、日本の海苔のように大きな四角形のものが売られています。ごまやスライスしたニンニク入りのものもあります。食べやすい大きさに切ってから、軽く油で揚げて食べます。
「チェーオマークレン」と呼ばれるトマトソース。トマトをベースにいろいろな野菜と香辛料を潰して混ぜたものです。ご飯やもち米を盛ったお皿にいろいろなおかずを載せ、「チェーオマークレン」をつけて食べます。
ラオスのビール、Beer Laoです。まったりとした味で、よく冷やしたBeer Laoは、スパイシーなラオス料理によく合います。最近、Beer Laoよりも、多少、苦味の強いBeer Lao Darkと呼ばれるラオス黒ビールも発売されました。ラオス人もビールが大好きです。
食事の後は、ラオスの民族舞踊が披露されました。ラオスの子供たちは、この日のパーティーのために一生懸命練習したようです。

留学のために来日しているラオスの国民的歌手ALEXADRAの歌も披露される予定でしたが、残念ながら、手違いによりキャンセルになったようです。ラオスでもコンサート活動を行っている日本人グループGYPSY QUEENのSHINONがお祝いにかけつけ、歌ってくれました。
食事の後は歌や踊りで盛り上がり、会は延々と続きます。ラオスでは、お正月、結婚披露宴などのお祝いの席には踊りがつきものです。「ラムヴォン」と呼ばれる輪になって踊るラオスの伝統舞踊は、最初はホストや主賓が輪になって踊りますが、その後、次々とその輪の中に参加者が入り、最後には全員が踊ります。

ピーマイラオ初体験のラオス語受講生の皆さんは、伝統儀式、ラオス料理、民族舞踊を楽しむことができて大満足でした♪
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